土づくり、いってみよー
グラキリスにとっての排水性と保水性
パキポディウム・グラキリスを育てはじめて最初にぶつかる壁が、土だと思う。ネットには「赤玉土○割、鹿沼土○割、軽石○割…」と配合レシピが溢れていて、どれが正解かわからない。
結論から言うと、正解はひとつではない。でも、考え方の軸さえ押さえれば、自分の環境に合う配合は必ず見つかる。今日はその軸の話をする。
排水性と保水性は、対立しない
「排水性が高いと水持ちが悪くなる」と思われがちだけれど、実はそうじゃない。大事なのは粒の間に空気と水の両方が共存する構造をつくることだ。
具体的には:
- 大粒〜中粒を主体にする(微塵を抜く)
- 多孔質の用土を混ぜる(鹿沼・軽石・日向土など)
- 細かい粒は最小限にする(赤玉小粒は少なめ)
これだけで、排水性を維持しながら内部に水が保たれる構造になる。
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基本配合(屋外管理・夏型)
うちのグラキリスで安定している配合はこれ:
- 日向土(中粒): 4
- 軽石(小粒〜中粒): 3
- 赤玉土(小粒・硬質): 2
- くん炭 or ゼオライト: 1
ポイントは硬質の赤玉を使うこと。普通の赤玉土は時間が経つと崩れて微塵化し、排水性が一気に落ちる。硬質なら2〜3年は形を保つ。
環境によって変える
ベランダ管理なら上記でOK。でも、室内管理・遮光多め・風通し弱めなら、もう少し乾きやすい配合に振ったほうがいい(軽石を増やし赤玉を減らす)。逆に真夏の直射に晒すなら、赤玉をやや増やすと水切れが防げる。
要するに、土は環境との対話だ。レシピを信じるよりも、自分の環境で何が起きているかを観察するほうがずっと近道になる。
まとめ
土づくりは難しそうに見えて、軸さえわかれば意外とシンプル。微塵を抜く・多孔質を混ぜる・硬質を選ぶ——この三つを守れば、大きく外すことはない。
あとは、実際に触って、植えて、観察するだけ。土いじりは、面倒くさくて、楽しい。
— END —